K-Oスマート_総体戦略

K-Oスマート戦略のマトリクスは以下のとおり。

では、このまばらな作りの表をどう使うのか?

実際のところ、この戦略は基本戦略と非常に似ている。

すでに述べたように、270ある基本戦略のプレイのうち、スマートシステムでは、18 (A、B、Cと表記されているものとインシュランスのプレイ)だけが例外的に応用戦略となる。

これは、Hi-Opt IやHigh-Lowシステムとは対照的である。これらのマトリクスは、暗記しなくてはならない50~150のプレイ戦略からなり、さらに13以上のカウント値に基づいて作成されている。

これだと、いくらシステム上優れていても実践的ではないので、結果優れてたシステムとは言いにくい。

一方、KOシステムはなるべくシンプルなシステムにすることで実践的にも優れている。

基本戦略とスマート戦略マトリクスは共通点が多いため、基本戦略とは異なる一部分だけを紹介する。

スプリットの戦略(表記なし)とソフトハンドの戦略(表記なし)は、基本戦略と全く同じである。

例えば、アップカード2に対するハード14は、基本戦略通りスタンドする。

さらにディーラーの8に対してハード16はヒットするといった具合である。

A、BおよびCと表記された17の応用戦略を含めれば、スマート戦略マトリクスが完成する。

これらのプレイに関しては、マトリクスの下に記した説明文に従う。

例えば、アップカード10に対してハード16を持つとき、RCがBの値以上ならスタンドし、それ未満の場合はヒットを選択する。

同様に、アップカードAに対して10を持つ場合、RCがAの値以上ならダブルダウンを、それ未満ならヒットをする。

使用されているデッキ数に関わらず、17の応用戦略は常に同じであり、それぞれの応用戦略は全てアルファベットで表記されたわずか3つのグループに所属する。

唯一の調整点は、デッキの数によって3つのグループの基準値が変化するということである。

マトリクスの17以外のプレイ戦略は完全に基本戦略と同じである。

以下の表は応用戦略をまとめたもので、暗記の手助けになると考える。

この表は、冒頭の表とは別角度から（グループ分けを軸として）まとめた戦略マトリクスになっています。

Aの値はピボットポイント(常に+4)であり、Bの値はキーカウントである。

さらにCに関しては6デッキと8デッキを除いてIRCの値となる。

これほど覚えやすい条件はほかにない。

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