インシュランスの本質
基本戦略によると、どんな場合にもインシュランスを選択してはいけない。
これは、迷うことさえ許されないことである。
カジノがあなたにどんなことを吹き込もうと、インシュランスはディーラーがBJを持っているかどうかだけに賭けるベットである。
ディーラーのAはすでに見えているのだから、そのAの下に10があるかどうかにのみ賭けることになる。
このインシュランスの選択肢は、プレイヤーのメインハンドの勝率を上げるわけでも下げるわけでもない。
なぜなら、インシュランスの選択は完全なサイドベットだからである。
それに勝とうが負けようが、メインハンドは通常どおり最後までプレイされる。
もしディーラーがBJを持っていたら、インシュランスのベットは賭け金の2倍を支払われるが、メインハンドは負けとなる(プレイヤーが同じBJなら引き分け)。
そしてディーラーがBJでなかった場合にはインシュランスのベットは負け、メインハンドがいつも通りの支払いを受けることになる。
どちらにしても、インシュランスへの出資はメインハンドに何の影響ももたらさないことが分かる。
インシュランスを選択することによる損失は容易に計算できる。
デッキから出ていったカードの情報を全く把握していない場合、残りのデッキ中のカードの割合は本来のデッキの割合と同じであると仮定できる。
よって、使用されているデッキ数に関わらず、ダウンカードが10 (10、J、Q、K)である確率は、おおよそ13分の4である。一方、ダウンカードが10ではない(A〜9)の確率はおおよそ13分の9である。
したがって、インシュランスに賭ける$1ごとの期待値は、およそ
- 期待値(インシュランス) =4/13 (+2)+9/13 (-1)=-1/13
となる。
以上のことから、インシュランスに$1賭けるごとに$1/13を負けることになるが、これはつまり、約-7.7%($1につき7.7セントのマイナス)の期待値である。
よって、残りカードの構成についての情報が何もないならば、インシュランスはけっして選択してはいけないのである。
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