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カードカウンティングの基本

 

いよいよブラックジャック攻略の中核とも言うべきカードカウンティングをご紹介します。

 

 

ブラックジャックで勝つための基本は、残りのカードの構成がプレーヤーに有利なとき大きく賭け、不利な時に小さく賭けることです。

 

 

そして、

  • 残りカードの10の割合が多ければ多いほどプレーヤーにとって有利
  • 3・4・5・6などの小さなカードが多ければ多いほどプレーヤーにとって不利

となります。

 

したがって、この2つのタイプのカードのどちらがどれだけ残りのカードの中で多いかが分かればいいのですが、これは実は簡単な方法で見抜くことができます。

 

 

ゲーム中に10が多く出れば残りのカードの中の10はそれだけ少なくなり、プレーヤーに不利になるため、10が1枚出るたびに「マイナス1」と数えることにします。

 

 

逆に3・4・5・6がでればそれだけプレーヤーに有利になるため1枚出るたびに「プラス1」と数えることにします。

 

「+1」とカウント

 

 

「−1」とカウント

 

 

1組のカードの中のそれぞれの枚数は16枚と同数であるため、シャッフルしたての新しいカードでゼロから数え始めれば、最後には必ずまたゼロに戻るはずです。

 

 

この間にカウントが

  • プラスになれば残りカード中の大きいカードの比率が高く有利な状態であるため普通より多めにベット
  • マイナスであれば残りカードの比率が低く不利なため、少なめにベットする

というのがカード・カウンティングの基本なのです。

 

 

 

 

 

 

言うまでもないことですが、正確にそして素早く数えられるようにならなければ実践では使えません。

 

 

そこで、慣れるまではとにかく練習が大切です。

 

 

練習の仕方としてはまず一組のトランプを1枚ずつめくっていき、頭の中でカウントしていきます。

 

 

最初は、スピードよりも正確性を優先させて下さい。

 

 

最後まで数えてゼロに戻ればOK。

 

 

そうでなければ少しスピードを落としてもう一度やり直します。

 

 

これを繰り返していくうちにスピードは徐々に上がってくるはずです。

 

 

52枚のトランプを40秒以内で正確に数えられるまで練習して下さい。

 

 

次に、トランプ2組を使用して一度にカード2~4枚ずつめくって下さい。

 

 

こうするとプラスマイナスが打ち消し合うことが多いので、一枚ずつ数えるよりもやさしく感じられるはずです。

 

 

具体例

「0」

 

 

「-2」

 

 

「0」

 

 

 

最終的に52枚のカードを一枚ずつ数える最初の方法で30秒以内で正確に数えられるようになったら、あとはカジノで実地訓練を積んで下さい。

 

 

カジノバーなんかも良いですが、今やアプリやオンラインカジノがあるので、そういうところで練習を積むのがベストです。

 

 

実際のゲームだとディーラーと自分以外のプレーヤーが何人もいたりして、最初のうちはすべてのカードに目を通して正確に数えるのはかなり難しいものですが、慣れてくればディーラーとおしゃべりをしながらでも余裕を持って正確に数えられるように必ずなります。

 

 

ゲームの途中で、どのカードはすでに数えてどのカードはまだ数えていないか混乱しないように、数えていくカードの順番をきちんと統一する必要があります。

 

 

そのため、表向きにカードがテーブルに出されたらそのカードをカウントするという方法で統一して下さい。

 

 

ハンドヘルドゲームで、もし隣りの人の持っているカードが見えたとしても、ランニングカウントにそのカウントを正式に組み込むのはそのディールの最後にそのカードが表向きにテーブルに出されるまで待ちましょう(ハンドヘルドゲームにおいて自分の手持ちのカードはもちろんすぐにカウントに入れます)。

 

 

このようにカードを数えていく順番を統一することで、「あのカードはもう数えたっけなぁ、まだだっけなぁ」などと悩んでしまうようなことをなくすことができます。

 

 

カードカウンティングの理論的根拠

カウントの仕方をマスターしたところでその理論的根拠を少し探ってみることにしましょう。

 

 

カードカウンティングの根幹は、プレーヤーは17未満でスタンドできるのに対してディーラーは17未満の場合には必ずヒットしなければならないというルールを利用するところにあります。

 

 

つまり、ディーラーが12~16の場合にどんなに残りカード中の10の比率が高くてもヒットしなければならないため、カウントが高ければ高いほどディーラーがバストする可能性が高くなるのです。

 

 

これに対してプレーヤーならばこのような状況の場合にはスタンドすることができるわけです。

 

 

また、カウントが低ければそれだけ小さなカードが多く入っていることになるため、ディーラーはいい手を作るまでヒットし続けられる可能性が高くなります。

 

 

例えばディーラーの最初の2枚の合計がディーラーにとって最もバストする可能性の高い16であったとしても、3、4、5のいずれかを引けば逆に非常に強い手になってしまいます。

 

 

ところでなぜ「2」は数えないのでしょうか。

 

 

それは、2はあまりに小さいために影響が少ないためです。

 

 

例えば、ディーラーが16の場合に2を引いたとしても結果は18であり、さほど強い手にはなりません。

 

 

また、ディーラーが12~14であれば2を引くことにより更に悪い手になることになり、必ずしもプレーヤーにとって不利なカードでもないため、これをプラスに数えるのはあまり妥当ではないのです。

 

 

7や8は大きいカードと小さなカードの両方の性格を兼ね備えているため、それぞれの性質が互いを打ち消し、数えても数えなくてもあまり変わりません。

 

 

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