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キーカウントの適用

 

キーカウントとは、プレイヤーのアドバンテージがプラスになった瞬間のカウント値をいう。

 

 

ガムの例では、キーカウントは+1であったが、これはマシーンの中に入っている勝ちのガムが平均より1個多い状態で、プレイヤーがベットを増やすのに適していることを示している。

 

 

この概念はブラックジャックのプレイにも適用できる。

 

 

具体的には、ガムの代わりにK-Oカウント値に基づいてカードをカウントする。

 

 

そしてプレイヤーはプレイしながら、ランニングカウントを維持し続け、RCがキーカウントを下回っているときは小さくベットし、キーカウント以上であるときは大きくベットする

 

 

至極簡単である。

 

 

大きいか小さいか、この2つだけがベットの選択肢であり、その2つの境目がキーカウントなのだ。

 

 

以下に示す表は非常に重要な2種類の数字を挙げている。

  • IRC
  • キーカウント

である。

 


※表に記載のないゲームの標準IRCを算出するためにはこのページを参照してほしい。

 

 

ベット戦略において、「大きい」「小さい」とはどの程度の大きさを指すのか?

 

 

これは好みに任せていい部分もあるが、基本的にはギャンブルのバンクロールの大きさや、リスクに対する考え方によって、調整されるべきである。

 

 

例えば最低ベットが$5のテーブルでは、小さいベットを$5に設定するのもいいだろう。

 

 

すると、$5ベットが1ユニットのベットとなる。

 

 

よって、大きいベットは$5の倍数で考える。

 

 

もし、大きいベットが$25(5×$5) だとすれば、このペット戦略はスプレッド1~5というベット金額の上昇幅を採用したことになる。

 

 

ベンチマーク

 

紹介している各手法の効果を比較するためには、そのためのベンチマークを設定する必要がある。

 

これから紹介していく各システムの実績は、完璧なプレイ(ベット戦略とプレイ戦略のミスが皆無)と下記のプレイ条件を前提とする。

  • 1デッキ:H17、DOA、noDAS、65%ペネトレーション
  • 2デッキ:S17、DOA、noDAS、75%ペネトレーション
  • 6デッキ:S17、DOA、noDAS、75%ペネトレーション
  • 8デッキ:S17、DOA、noDAS、75%ペネトレーション

 

 

表記について

 

例えば、「最初のどんな2枚でもダブルダウンが可能」なルールはDOA と表すが、これは “Double On Anything" (どんなカードでもダブルダウンできる)の略語である。

 

そのほかにも、ディーラーがソフト17でヒットするかスタンドするかが一般的なルール設定の条件となっている。

 

ディーラーがソフト 17でスタンドするルール設定のことをS17と表現し、その一方でソフト17をヒットする場合にはH17と省略する。

 

さらにスプリット後のダブルダウンが可能な場合には、それをDAS(Double After Split =スプリット後のダブルダウン)と表現する。

 

逆に不可能な場合は noDASである。

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