カジノにバレたときの対処方法

カジノにバレた時の対処法

このカモフラージュ編をじっくり読んで理解し、かつ実行すればあなたがカード・カーウンターであるとカジノにバレる心配はほとんどありません。

しかし、ついつい欲が出て、ピットボスが見ていると分かっているのに超高いカウントのためディーラーの5に対して10のペアをスプリットしてしまった、なんてことをしてしまうかもしれません。

こんなことをしたためにそのカジノから追放されれば無茶なことをした自分を責めるしかないのですが、このような場合どのように対応すべきかを最後に簡単に説明します。

あなたがいつも通り楽しくブラックジャックをプレーしていたところ、突然誰かに肩をたたかれました。

誰かと思って振り向くそこにはずんぐりとした警備員がいて、「もうブラックジャックはプレーしないてくれ(We can't allow you to play blackjack anymore)」と言われてしまいました。

さあ、ついに恐れていたことが起きてしまったのですが、ここであなたは次の選択肢のうちどのように対応すべきでしょうか。

①素直に容疑を認めて「すみませんでした」と謝る

②「冗談じゃない」と大きな声で激怒する

③何も言わずにすぐにそのカジノから出る

④何のことか分からず、困惑しているふりをしながら素直にそのカジノを去る

答えは④です。

この際、カジノから立ち去る前に手持ちのチップはちゃんと交換カウンターで現金にかえるということは言うまでもありません。

気をつけなければならないのは、何があっても絶対に容疑を認めてはならないということです。

そうすれば、本当に自分がカード・カウンタ一であるかどうかカジノも100%確信を持つことはできません。

また、怒って大きな声を出すというのも注目を集め過ぎるためうまい方策とは言えません。

かと言って何も反論しないで立ち去るというのも容疑を認めたのと同じ効果になってしまいます。

そこで、「信じられない(I can't believe it)」という感じの困惑した態度を取るのがベストなのです。

あと注意すべきこととしては、必ず身分証明書(パスポート等、英文のもの)を持ち歩くということ。

身分証明書さえ持っていればどんなことがあってもカード・カウンティングをしたということで警察に逮捕される心配は全くありません。

もし身分証明書がないと、それだけてネバダ州警察はあなたを拘留する口実ができてしまいます。

しかし、あなたはカジノの従業員に身分証を見せなければならない義務は全くありませんので、もしピットボスから身分証明書を見せるように言われたら、丁寧に断ってすぐにそのカジノから出ましょう。

あなたの本名を知られてしまうと何かと都合が悪いですから気をつけましょう。

カジノから追放されたとしても、もう二度とそこでプレーできないかというと全然そんなことはありません。

半年もすればあなたの顔はもう忘れてくれますし、カジノ従業員というのは極めて流動性の高い職業のため、あなたを追放したピットボスは1年もすればいなくなることでしょう。

法的にはカード・カウンティングは全く適法な行為です。

このような適法な行為をやってなぜカジノから追放されてしまうのか疑問に思われる方もいるかもしれません。

残念ながら、ネバダ州の判例によれば、カジノは公的な場所ではなく私的なクラブであるため、クラブ経営側は気に入らない客をいつでも追い出せる権利がある、というのです。

ところが、ニュージャージー州のアトランティックシティーではどうかというと、ネバダ州と違ってカジノはカード・カウンターを追放することはできません。

実はこれにはいきさつがあります。

ある有名なカード・カウンターがアトランティックシティーのカジノから追放されたことを理由に、そのカジノを訴えたのです。

この裁判はニュージャージー州の最高裁判所まで行き、このカード・カウンターが勝ちました。

この対応策として、アトランティックシティーのカジノはすべてのブラックジャックテーブルをエイトデックゲームに切替え、例えカード・カウンティングをしたとしてもなかなか勝てないようにしてしまったのです。